ベルクのあるくらし

成田市の“さつまいも王子”こと富岡さんの農場にお伺いしてきました

今回お伺いしてきたのは千葉県成田市で明治33年から120年以上さつまいもを生産されている富岡農場。

農場の5代目として4年前から就農し“さつまいも王子”と呼ばれる生産者の富岡優人さんにお会いしてきました。

富岡さんは、大学卒業後から代々続く家業に入り主にさつまいもを出荷する生産者さん。物心つくころから土に触れていたため26歳だけど農業歴も26年目だとか。

農学部卒業後にすぐに農業の仕事に就いたのも若いからこそできることがあると思ったからとのこと。

成田空港の近くにある農場は2ヘクタール。富岡さんのご両親と3人で主にさつまいもを出荷しています。

  • ちょうどこの時期は人参の出荷を行っているとのことで見せてくれました。

  • その後、案内していただいたのはさつまいもの貯蔵庫。
    さっそく中に入っていきましょう。

  • 貯蔵庫の中には秋に収穫されたさつまいもが収められています。
    秋に収穫されたさつまいもは、数カ月間一定の温度で管理されたこの貯蔵庫にて甘味を増すために追熟がされます。

  • 大量に積まれたコンテナの中には秋に収穫されたさつまいもが。中南米原産のさつまいもは寒さに弱いため、低温障害で痛んでしまわないよう暖房で適切に温度管理をされています。

富岡さんにいいさつまいもの見分け方についてお聞きしましたところ『味に関しては、品種と土壌のコンディション、貯蔵状態によるところが大きいのですが、あえて外見で見分けるとすれば「なめらかな形状の綺麗なもの」の方が生育が良く味が期待できますし、調理等もしやすいです。また「端の断面が小さいもの」の方が乾燥してる可能性が低いです。』とのこと。

取材も終わりにさしかかるころ。なんと富岡さんから素敵な提案が。

このさつまいも、焼き芋にして食べてみます?

この日、私たちが一番心沸いた瞬間でした。そんなの食べないなんて選択肢はありませんから。

はい!これが私たちが食べた焼き芋です!!

写真左が紅はるか。焼き芋として食べるのに人気の品種でねっとりした食感と高い糖度が特徴です。
写真右はふくむらさき。近年出てきた新品種でしっかりとした食感と紫の見た目が特徴です。

まずは、ふくむらさきから。
紫さつまいもの弱点であった甘さを克服したふくむらさき、口にするとしっかりとしたさつまいものおいしさと甘さが広がります。

続いて「べにはるか」の実食です。
秋に収穫され、貯蔵されていたコンテナに格納されていたものをそのまま焼き芋にして食べられるとは感動です。

ねっとりとしたなめらかな食感、焼き芋にすることで特徴的な甘さが更に引き立ちます。
「ほかのさつまいもより“遥かにうまい”」と名づけられたべにはるか。その名前に嘘はありませんでした。

ぜひ、このうまい焼き芋をみなさんにも食べてもらいたい!
ということで
2023年2月12日(日)フォルテ津田沼店にて富岡さんのさつまいも即売会を実施させていただくことが決定

当日は、富岡さんも現地に駆けつけてくれることとなりました。詳細は決定次第お知らせいたします。

富岡さん、今日は急な申し出にもかかわらず取材ご協力ありがとうございました。
また美味しい焼き芋もありがとうございました。

それでは2月12日(日)のイベントもよろしくお願いします!
そして読者のみなさん当日はフォルテ津田沼へのご来店お待ちしております!!

▼今回の取材先
富岡農場 富岡優人さん

茨城大学農学部卒の26歳。千葉県成田市で明治33年から続くさつまいも生産者の5代目。通称「さつまいも王子」と呼ばれる若手生産者。TwitterやInstagramも活用し情報発信も積極的に行う。

Twitter:https://twitter.com/5_daime_lon
Instagram:https://www.instagram.com/5_daime/